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    軟部組織腫瘍は、発症した軟部組織ごとに分けられます。良性の線維腫は、悪性の線維肉腫(犬では線維腫よりも一般的)と同じように線維性結合組織から発症します。良性の血管腫は、血管壁の内皮細胞から発症し、牌臓にもっともよくみられますが、悪性の血管肉腫は、牌臓、心臓、肝臓および皮膚に発症します。その他の肉腫としては、血管を取り囲む組織から起こる血管外膜細胞腫、神経線維を覆う鞘にある細胞から発症する神経鞘腫があります。リンパ腫およびリンパ肉腫はいずれもがん性で、リンパ組織から発症したものです。一部のリンパ腫など、きわめて悪性度の高いがん性の軟部組織腫瘍があります。このがん細胞は、生体内の臓器に急速に広がり、肺または肝臓へ高頻度に転移します。
    診断と治療
    身体検査およびバイオプシーを行いますが、画像検査を実施することもあります。治療としてもっとも望ましいのは、外科的に切除することです。脾臓の血管腫の症例にみられるように、良性腫瘍は切除することで完治します。悪性の場合は、外科手術、放射線療法および化学療法を併せて行います。腫瘍部位および進行状態によって、予後の状態は異なります。体中に蔓延した場合、治る見込みはあまりありませんが、このような状況でも、緩和療法によって犬の苦痛をやわらげることはできます。
     

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