特徴・性格 |
■ルーツ・・・鳥獣回収犬のスプリンガー・スパニエル系の小型犬を、中国のペキニーズや狆と交配させて愛玩の為だけに作り変えたと言われる。17世紀イギリスのチャールズ二世にこよなく愛され「キング・チャールズ」の名を冠した。貴族階級に抱き犬として愛され過ぎひ弱になった為、スパニエルの力強さを取り戻そうという愛好家たちが改良を重ねキャバリア・キングチャールズ・スパニエルが生まれた。現在はこの犬種自体もさほどひ弱ではなくなっている。
■外見的特徴・・・小型ながら胸は幅広で張りがあり、頭部はドーム型で耳は大きく垂れている。ペキニーズや狆と似て大きな目は間隔ファニーフェイスである。
■性格・・・いつも抱かれていたいタイプで食事や散歩・遊びを余りせがまない。愛情深く従順で人間の子どもや他のペットとも友好的なので番犬には向かないが、体力の余りない人でも飼い易い。容姿が好みでも活動的な子が良ければキャバリアがよい。
■飼育・・・年齢や体長に合わせ1日20〜30分の散歩は必要。鼻が上に向きの為、呼吸が苦しくなりやすく激しい運動や暑い夏の散歩は不向き。こまめなブッラッシングで毛玉に注意し、塞がった耳と涙が出やすい目はいつも清潔に保つ必要あり。
■健康上の注意点・・・気をつけたい病気として膝蓋骨脱臼、早期の口腔疾患、動脈管開存症等。 |