特徴・性格 |
■ルーツ・・・イギリス原産のテリアの中で最も古いといわれているこの犬は、イングランドとスコットランドの境(ボーダー)にあるチェビオト丘陵周辺の地域を発祥の地としている。農夫や羊飼い、猟師によって飼育されていた小害獣猟用の犬である。ダンディディンモント・テリアとベドリントン・テリアと古いワーキング・テリアの混血によって生まれたものと想定される。
■外見的特徴・・・ほどよい大きさの骨格を持ち、体長よりも体高がやや長い体型である。狩りの際、馬に遅れないよう速く走ることができる長い足のおかげで機敏な動きができるようになった。また、キツネを追いかける際に、狭い穴を通り抜けることができるよう小型化され、現在の大きさとなった。
■性格・・・テリア種には珍しく、群れで狩りをするように作られたので、テリア種のなかでももっとも人懐こく、従順な犬種のひとつである。いつも探究心に富み、忙しそうに動き回り、誰にでも友好的で従順な態度を示す。一般的に、他の犬や猫とは仲よくやっていけるが、げっ歯類の動物とはあまり相性がよくはない。人からはとても愛される犬種であり、子供ともうまくやっていける理想的なペットといえる。
■飼育・・・稀に首輪やリードを外して囲いから逃げ出す、まるで縄抜け曲芸師のような能力に長けた犬もいるので注意。体を動かすことが大好きなので毎日、適度な量の散歩や、活発な遊びをさせると喜ぶ。温暖な地域であれば屋外で過ごさせられますが、室内や屋外で遊ばせたりと、うまくバランスをとるとよい。
■健康上の注意点・・・特に気をつけたい病気はないが、たまにみられる病気として股関節形成不全、心臓疾患がある。 |