特徴・性格 |
■ルーツ・・・1865年頃、アメリカのボストン市で、裕福な人々に雇われていた馬車の御者たちが、雇い主たちの飼っていた優秀な犬同士を交配させた。その中で、イングリッシュ・テリアとブルドッグを掛け合わせて誕生させたのが「ホッパーズ・ジャッジ」と呼ばれた犬種である。約13kg以上もの体重があったホッパーズ・ジャッジを小型の雌犬と掛け合わせ、その後誕生した雄犬をまた小型の雌犬と掛け合わせてできた小型の犬をさらにフレンチ・ブルドッグと掛け合わせ、ボストン・テリアの基礎が作られた。
■外見的特徴・・・小柄な割に角張ってがっちりとした体型を持ち、背中が短く、すっきりとした体つきをしている。その容姿からは頑丈さ、活発さといったものが見て取れ、優美な身のこなしも持ち合わせている。こぎれいな印象を与える短い被毛と独特の模様が特徴的。
■性格・・・飼い主の意思や気分に敏感で、非常に繊細な面がある。室内では行儀がよい犬が、やんちゃで遊び好きなところもある(特にボール遊びを好む)。少し頑固なところもあるが、知的で、学習能力も優れており、知らない人には余り懐く事はなく、時に他の犬に対して攻撃的な態度をとったりする。たまに吠え癖を持った犬もいる。
■飼育・・・活発な犬種なので毎日きちんと運動させ、家族との触れあいを持たせることが必要。といっても軽めの散歩や庭で走り回らせて遊ばせるだけで十分。室外での飼育にはあまり向かない。たまに、ゼーゼーと苦しそうに息をしたり、いびきをかいたりする。比較的暑さに弱いので十分気をつけてあげよう。
■健康上の注意点・・・特に気をつけたい病気はないが、気をつけたい病気として白内障、皮膚疾患、膝蓋骨脱臼、鼻腔狹窄、口蓋裂などがあげられる。 |