特徴・性格 |
■ルーツ・・・スピッツ族であるサモエドが祖先犬とされ、東欧のポメラニア地方でやや小型化されたものが、18世紀以降イギリスで愛好され、さらに19世紀の中頃から小さいタイプが流行し今日の犬種に固定された。特にビクトリア女王が愛好したことから流行犬種となった。
■外見的特徴・・・豊富な下毛によって生ずる美しい被毛により人を魅了する。特に頸のまわりの豊かでたてがみのようなカラー(ラフ)や背上に堂々と保持した豊富な被毛で覆われた尾は印象的である。用心深い目をもつフォクシー・ヘッドと、尖った小さい耳がスピッツ独特の特徴で快活な外観を与える。
■性格・・・毛糸玉のようにいつもコロコロ動くポメニナアンは、いつでもじっとしていない活発な犬種である。好奇心が旺盛、遊び好きで自信に満ちていて、いつも何かゲームや冒険をしようと身構えているようなところがある。見知らぬ人には少し神経質になり、他の犬にはやや攻撃的になる場合もある。吠え癖のある犬もいる。
■飼育・・・小柄でも活発なポメラニアンは、毎日運動が必要ですが、短めの散歩や室内でのゲームをすれば十分。暖かそうな被毛だが、見た通り小さく、家族との交流を必要とするので、室内で飼う方がよい。二層の被毛を綺麗に保つため、1週間に2回程度ブラッシングする。
■健康上の注意点・・・ 毛色がマールのポメラニアンは軽度から重度の、難聴、高眼圧症等の視角異常を発症しやすい。両親ともにマールのポメラニアンから産まれた犬は、さらに骨格異常、心臓異常、生殖異常のリスクが高い。 |