特徴・性格 |
■ルーツ・・・一説では、この犬は中国人が移住してきて、ペルーでドン・ラモン・カスティージャ大統領が黒人奴隷制廃止の法を施行した直後に同国に持ち込まれたと言う。一方、アフリカ大陸に居た、ヘアレス・ドッグを伴ってアメリカ大陸に渡った遊牧民がペルーにもたらしたと言う研究者もいる。この他には、人間と犬がベーリング海峡を渡ってアジアからアメリカへ移住したことと関係があるとする説もあり。しかしながら、これらとは無関係に、様々な前インカ文明(ビクス、モチカ、チャンカイ、ティアワナコイドの影響を受けたチャンカイ、及びチムー)の陶器に見られる描写等の確かな証拠もある。これらの陶器から判断する限り、ヘアレス・ドッグは前インカ時代の紀元前300年から紀元後1460年の間に現れたと言える。
■外見的特徴・・・体躯構成は優雅でほっそりしており、スピード感と力強さを感じさせ、粗野な面はない。この犬種の基本的な特徴は、ボディ全体がヘアレスであること。もう一つの特徴は、殆ど歯列が不完全であることである。
■性格・・・見るからに知的で気品が高く、家族に対しては愛情豊かであり、快活で警戒心に富み、他人に対しては慎重で、良い番犬となる。
■飼育・・・通常毛が無いため、肌に保湿クリームなどを塗って乾燥から守ってあげる事が重要である。また、寒い日の散歩は服を着せないと風邪を引く怖れがある。サイズによって散歩量は違うが、Lで50分、Mで40分、Sで30分位が適量とされる。尚、毛が抜けないためイヌアレルギーの人も飼育可能である。
■健康上の注意点・・・ヘアレスの為皮膚病や風邪に注意 |