健康な犬
自然の防御機能
栄養のバランス
病気の診断
医療
免疫系
腫瘍
感染性疾患
外部寄生虫
内部寄生虫
皮膚と被毛
眼と視力
耳と聴覚
呼吸器系
心臓循環器系
口と歯
食道と胃
腸
膵臓と肝臓
尿路系
繁殖器系
内分泌系
脳
神経系
骨・関節・筋肉
老年性医療
|
犬の食べ方
年齢に応じた食事
健康食の内容
必須脂肪酸
ビタミンとミネラル
市販のドッグフードの基準
ドライフードと缶詰フード
仔犬
成犬
特に活動的な犬
性的活動と繁殖
高齢犬
病気の回復期にある犬の食事
肥満の予防と対策
食物アレルギーと食物不耐性
栄養性過敏性皮膚疾患
膵炎
栄養素の代謝にかかわる遺伝性の疾患
|
最良のドッグフードは人の食物を原料にし、栄養や質の基準を満たし、その成分はつねに一定しています。質の悪いドッグフードは、栄養価は満たされていてもさまざまな成分が含まれています。お腹の弱い犬や特定のものしか食べない犬では、とくに注意してドッグフードを選ぶ必要があります。1990年代後半に、消化を良くするためには繊維の種類をバランス良く食べ物に入れる必要のあることが、獣医師によって明らかにされています。これによって、善玉の腸内細菌を増やし、害になる細菌が増えるのを防ぐことができます。市販されているドッグフードの大半は、北米やヨーロッパの基準に基づいてつくられています。米国のドッグフードは、米国飼料協会の規定に合わせてつくられています。ラベルには、ほかの固よりも詳細に、その内容が表記されています。保証成分分析表には、タンパク質と脂肪の最低量と、繊維と水分の最高量は記されていますが、総量については触れていません。カナダでは、カナダ獣医師会による随意の検定制度がつくられています。獣医師会の基準に従うメーカーは、ドッグフードのラベルに獣医師会の要求する内容を具体的に記すことになっています。ヨーロッパのドッグフードには、欧州指令(EC)に応じたラベルが貼られています。ここには添加される保存剤を記す必要がありますが、前処理された成分にどの程度の保存剤が含まれているかについては必要ありません。いずれも賞味期限が記されていて、これは含まれている脂溶性ビタミンの貯蔵寿命に応じたものです。市販のドッグフードを利用する場合には、あら一かじめ下調べをしておくとよいでしょうなかでもインターネットは便利で、多くの情報も得られます。また、信頼できるメーカーならば、質問や疑問点にきちんと答えてくれます。 |