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生殖活動は、交尾行動だけに限らず、エネルギーを消費します。異性を捜し求める犬は食欲を失う一方で、エネルギーを要求します。とくに雄大は、異性を捜し求めることだけでエネルギーを消耗します。それは、うろつき回ること、マーキング、縄張りを守ること、闘争などの行動が増えるからです。雄性ホルモンや雌性ホルモンも代謝に影響を与えます。去勢・避妊手術や高齢化などにより、これらの性ホルモンが減少すると、約3分の1の犬において太る傾向がみられます。去勢・避妊手術後の体重増加を防ぐために、食事量を20%減らすようにしましょう。犬は手術前の体重を維持する必要があります。新しい食事により体重が減少したら、もとの食事量に戻しましょう。妊娠中の犬では、妊娠の後期までは食事の量はそれほど増えませんが、子犬のために母乳をつくるようになると、エネルギー要求量は急増します。授乳量が最も多いとき、母犬は通常の3倍の食事量を必要とします。子犬の哺乳量が減ったあとでも、母犬は以前の状態に戻るために、通常よりも50パーセント増の食事量を必要とします。 |