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犬と直接触れ合うことは、痺痛への生理学的反応や心理学的反応に良い影響を与えます。犬にどのような影響があるのかについては、“The Broken Heart:TheMedicalConsequencesofI.oneliness”の著者であるジェームズ・J・リンチ博士が、1960年代に行った研究が手がかりになります(博士の功績に敬意を表しながらも、その研究方法には疑問を感じます)。博士は、「情動反応に対して古典的条件づけを施した大の愛撫効果」という科学論文で、犬が孤独な状態にあるとき、電気ショックが与えられることを警告する音を聞くと心拍数が上がり、ショックを受けたときにはさらに心拍数が上がることを報告しています。逆に犬が愛撫されているときには、心拍数の上昇は認められなかったといいます。この結果、身体的な人との触れ合いが、犬の痺痛認識に大きな変化をもたらすことがわかったのです。 |