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ツツガムシは枯れ草に生息しています。幼虫は虫眼鏡で見える大きさですが、寄生性で大の皮膚に吸いつきます。夏の終わりから初秋にかけて、犬が草原で運動したときなどに、おもに足の部分に幼虫が接触します。このダニは、指のあいだだけでなく、耳や口の周囲にも、かゆみを伴う炎症を引き起こします。ドーベルマン・ピンシェルのような短毛種の犬によくみられます。 診断と治療 寄生部位から掻爬した皮膚を拡大すると、ダニの幼虫を確認できることがあります。治療法としては、フィプロニルスプレーがもっとも適しています。ピレトリンまたはペルメチンのシャンプーも効果的な治涜法です。激しいかゆみや自傷行為を抑えるには、コルチコステロイド剤および抗ヒスタミン剤が有効です。外耳道に病変がみられる場合には、チアベンダゾール滴剤を使用します。 予 防 犬への寄生を避けるには、ツツガムシの季節に、長時間、犬を草原に入れないようにしましょう。 |