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鞭虫は糸状で、体長5〜7cmの寄生虫です。鞭虫は大腸および小腸に生息して吸血するため、血性下痢と体重減少をおもな症状とする重篤な寄生虫症を引き起こします。 伝 播 鞭虫が産卵し、その虫卵が犬の糞中に排出されます。新しい宿主への感染は、その虫卵を摂取する場合にのみ起こります。 診断と治療 鈎虫や回虫と異なり、鞭虫はたくさんの卵を産みません。そ・のため、虫卵の検出による診断は困難です。駆虫剤による治療は毎月1回行い、最低でも3か月はつづけます。 予 防 鞭虫卵は非常に頑強で、環境中で数年間生き延びます。公園や庭に糞を残さないようにして衛生的にすることが、鞭虫による環境汚染を減らすための第一条件です。 |