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    鼻腔の細菌やウイルス、真菌(かび)の感染は、その後、粘液性や膿様の鼻汁をもたらします。感染が鼻腔から質豊骨の頬骨洞に広がった場合は、副鼻腰炎という疾患になります。副鼻腰に感染がすすむと、鼻汁がのどの後部に起こり、いわゆる“後鼻漏”となります。感染を起こした犬は、吐き気をもよおしたり、吐くことがあります。悪臭を伴う場合があります。
    診断と治療
    鼻汁の培養検査と感受性試験を実施して、関与する微生物の種類を特定します。細菌性の鼻汁は、通常さまざまな細菌に対して効果のある広域スペクトルの抗生物質によって、最低2週間は治療します。真菌感染は、敷か月間抗真菌剤を経口投与して治療します。慢性の感染症で、とくに副鼻腔が侵されている場合は、しばしば治療が周殊になります。重症の症例では、鼻腔や感染した副鼻腔を外科的に切開して婁染した部位を完全に洗浄できるようこします。
     

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