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短頭種(平らな顔)の犬に属する子犬は、生まれつき鼻孔がせまくなっています。この状態は鼻孔狭窄と呼ばれます。この疾患は犬に呼吸困難を起こします。ほかの子犬では、鼻孔は適度に広いのですが、鼻軟骨はやわらかくて弛壊しているため、結果的にせまい鼻孔の犬では息を吸う際に、鼻孔がつぶれる状態になってしまうわけです。 症状は軽度から重度までさまざまです。軽度の場合には症状がほとんどなく、重度の子犬は呼吸音が顕著だったり、開口呼吸をしたり、鼻汁を垂らす可能性もあります。重症の子犬は、うまく育たなかったり、発育状態が悪くなります。 治 療 必要に応じて、鼻の皮膚と軟骨をくさび形に切除してせまい鼻孔を広げます。できる限り、犬の体が成長するまで手術をしないようにします。なぜなら、短頭種の子犬は、解剖学的欠陥を乗り越えて鼻孔が広がることがあるからです。 |