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本来、腸から吸収されるタンパク質を腸内に漏出してしまう小腸の重症疾患があります。この疾患をタンパク喪失性腸炎と呼びます。タンパク喪失性腸炎は生命にかかわります。下痢と嘔吐による体タンパクの総損失を引き起こし、さらに体液が、皮膚の下(浮腫)または腹部内(腹水)に生じます。タンパク喪失性腸炎の原因として、腸の感染症、炎症、腫瘍、寄生虫、出血が考えられます。原因を根本的に除去することが治療になります。 |