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    食物アレルギーの症状は、消化管や皮膚、ときには両方にあらわれます。胃腸症状には、嘔吐(胃内容物や血液の嘔吐)、下痢、腹痛(結腸性)、食欲の異常があります。全身性症状には、無気力、体重減少があります。皮膚症状には、かゆみ、皮膚の自己加害による傷害、うろこ状や赤く腫れ上がった皮膚、二次感染による丘疹、耳道の炎症(外耳炎)があります。
    診断と治療
    食物アレルギーを診断するために、獣医師は、犬が食べたことのない成分の食事を、最低でも3週間与えます。その食事によって犬の便が正常に戻り、そのあとに、以前の食事を与えることにより下痢が再び起これば、食物アレルギーと診断されます。再発を防ぐためには、低アレルギー食(次記参照)が必要となるでしょう。 

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