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会陰ヘルニアは、腹膜が肛門左右の弱くなった筋肉を突き抜けて腹膜のうを形成する病気です。このヘルニアは、通常、雄の高齢犬に起こります。直腸がヘルニアのうに入り込み、そのなかで風船のようにふくらみます。肛門周囲に、隆起した部分が見えるようになり、便秘を引き起こします。 診 断 獣医師は、通常、直腸指診検査(指を使った直腸の身体検査)を行います。そして、バリウム注腸造影法で診断を特定します。 治 療 外科手術による矯正術と避妊手術(卵巣子宮摘出術あるいは去勢手術)を同時に行う治療法が、もっとも効果的です。手術後には、正常の排便を促すために、便軟化剤と低残液食を使用します。 |