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1日に体重1kg当たり50血以上の排尿は、多尿といえます。この状態は腎臓疾患でよく認められます。尿路系の原因による排尿回数の増加は、腎臓の感染、腎機能低下や腎不全、抗利尿ホルモンに対する腎臓の無反応などが考えられます。尿路系以外の原因としては、糖尿病、下垂体の機能不全による抗利尿ホルモンの欠如、肝疾患、雌犬の子宮感染、副腎の機能先進や低下、甲状腺の機能低下、血液中のカルシウムの増加、血液中のナトリウムの低下、先天性疾患、外傷、ある種の薬剤、食事内容の変化などがあります。尿の頻度とは尿量ではなく、犬が排尿する回数です。尿量増加は、排尿回数を増やしますが、回数増加は必ずしも尿量増加ではありません。膀胱、尿道、下部生殖券の炎症、膀胱の結晶や結石、前立腺の状態によって、尿量を少し増やすだけでなく排尿回数も増やします。 |