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下垂体が過剰な成長ホルモンを生成した場合に、末端肥大症と呼ばれる疾患が、きわめてまれにあらわれます。成長ホルモンの過剰分泌は自発的に起こりますが、女性ホルモンのプロゲステロンによって刺激されて起こることもあるようです。このホルモンは自然に生成される発情期と医学的に投与されたときに体内にみられます。末端肥大症の犬では、成長ホルモンは、軟骨を含む骨のあらゆる組織の増殖を促します。とくに頚部周辺の皮膚が肥厚します。そして四股、頭部、腹部が大きくなり、歯の間隙が問いて下顎骨が突出します。犬は嗜眠傾向になり、通常よりもバンティング(あえぎ呼吸)が多くなります。 診 断 とくに中〜高齢犬、避妊してぃない雌犬、プロゲステロンを投与されている犬では、外観から判断することができます。また、血液中の成長ホルモン濃度を測定します。血糖値が上昇し、糖尿病がみられる場合もあります。 |