健康な犬
自然の防御機能
栄養のバランス
病気の診断
医療
免疫系
腫瘍
感染性疾患
外部寄生虫
内部寄生虫
皮膚と被毛
眼と視力
耳と聴覚
呼吸器系
心臓循環器系
口と歯
食道と胃
腸
膵臓と肝臓
尿路系
繁殖器系
内分泌系
脳
神経系
骨・関節・筋肉
老年性医療
|
神経細胞の伝達
脊髄
脊椎損傷
椎間板ヘルニア
変性性ミエロパシー
ウォブラー症候群
抹消神経疾患
外傷性麻痺
ダニ麻痺
クーンハウンド麻痺
重症筋無力症
ボツリヌス中毒
|
神経細胞(ニューロン)が、環境からの刺激を認知します。さらに、神経系内のほかの神経細胞に情報を伝達すると同時与こ、筋細胞や組織細胞、腺細胞にも情報を送ります。神経細胞は、情報を電気信号として産生、処理、伝達、そして受容します。信号は、ひとつの神経細胞からほかの神経細胞へ化学物質という形で移動します。たとえば、感覚神経の受容器は、音による刺激を電気信号に変換します。膚号は、細胞から突き出た神経線維を通ります。その末端で化学物質と呼ばれる神経伝達物質によって、神経細胞(シナプス)間のせまい隙間を越えて次の神経細胞に伝達されます。このように、神経信号は感覚組織の受容器から出され、処理されるために末梢神経を通じて脊髄へ送られ、さらに脳へ送られます。行動命令は、脳から体組織へと逆に送られます。これらの過程はごく短時間で起こります。たとえば、バンという大きな音を聞いた犬は、危険を察知し、すばやく筋肉を動かし、瞬時に逃げることができるのです。 |