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]線画像(レントゲン写真)は、]線(きわめて短い波長をもつ電磁放射線)を体に通し、写真乾板または蛍光スクリーン上に映し出したものです。]線は検査する組織によって吸収量が異なり、それが画像上にちがった明るさになってあらわれます。]線検査は、骨や勝胱結石などの硬組織を調べる場合にもっとも効果的です。また、垂気を含んだ肺組織など、明暗がはっきりしている組織を調べるときにも有効です。たとえば、気管支炎の大の検査では、慢性的な気道の炎症による組織の肥厚と、周囲にある空気をいっぱいに含んだ肺を区別します。一方、明暗がはっきりしていない場合には、]線検査はあまり役に立ちません。たとえば、犬がビニール袋を飲み込んだ場合、胃の単純]線撮影では袋を認荒することができません。このような場合には、犬にバリウムなどの“造影剤”を飲ませることによって、造影剤に]線が吸収され、画像に白い部分となってあらわれます。ほとんどのバリウムが胃に残された状態で]線写真を撮ると、バリウムの一部が袋に付着し、確認することができます。 |