健康な犬
自然の防御機能
栄養のバランス
病気の診断
医療
免疫系
腫瘍
感染性疾患
外部寄生虫
内部寄生虫
皮膚と被毛
眼と視力
耳と聴覚
呼吸器系
心臓循環器系
口と歯
食道と胃
腸
膵臓と肝臓
尿路系
繁殖器系
内分泌系
脳
神経系
骨・関節・筋肉
老年性医療
|
腫瘍の原因
腫瘍について
画像検査
標本採取
良性腫瘍
悪性腫瘍
腫瘍の治療
外科手術
放射線療法
化学療法
免疫療法
緩和療法
乳頭種
脂肪腫
腺腫
肛門周囲腺腫
組織球腫
組織球症
基底細胞腫
肥満細胞腫
扁平上皮がん
黒色腫
皮脂のう胞
血腫
睾丸腫瘍
前立腺腫瘍
乳腺腫瘍
膣の腫瘍
卵巣腫瘍
可移植性性器肉腫
骨肉腫
軟骨肉腫
骨腫と骨軟骨腫
多岐にわたる軟部組織腫瘍
肺の腫瘍
心臓の腫瘍
脾臓と肝臓の腫瘍
消化管の腫瘍
泌尿器系の腫瘍
リンパ組織の腫瘍
白血病
|
腺腫は良性腫瘍です。皮膚の中や限の周囲にできる腺腫は、油脂を分泌する皮脂腺から発症するため、皮脂腺腫と呼ばれます。去勢手術をしていない雄大では、ほかの腺腫である肛門周囲腺腫が、肛門周囲の腺組織から発症します(次記参照)。皮脂腺腫はほとんど被毛をもたず、分葉状に増殖しますが、直径2cm未満です。良性の腺腫のようにみえる腫瘍が、悪性の腺がんであったということもまれにあり、この場合には、肺などの臓器に広がる可能性があります。 診断と治療 視診とバイオプシーによって診断します。潰瘍化を伴う増殖、急速な増殖、大きさが2cm以上と診断された場合は、すべて悪性の腺がんの可能性がありますが、これらの症状に該当しなければ、切除する必要はありません。 |