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毛包が閉鎖すると、その毛包に接続していた皮脂腺は、皮脂(皮膚を滑らかにするために皮脂腺が産生する油性物質)の分泌をすることができなくなります。そのため、皮脂は皮膚表面に露出することができなくなり、毛包内に貯留します。毛包は乾燥し、カッテージチーズのような外観をあらわすようになり、のう胞と呼ばれるドーム型に腫大していきます。のう胞は、とくにペキニーズやコッカー・スパニエルの成犬に多くみられます。皮脂のう胞に感染が起こることもあります。 診断と治療 視診とのう胞液の顕微鏡検査を行います。皮脂のう胞によって痛みを生じる場合や、犬の動きが制限される場合には、手術による切除を必要とします。 |