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腎臓のろ過機能が急激な傷害を受けると、急性腎不全を起こします。局所の感染によって、腎臓が直接傷害されることもあります。しかし、ほとんどの腎不全は、腎臓のほかの原因、たとえばショックや全身性疾患によるもので、これらは腎臓のろ過機能を二次的に障害します。急性腎不全の一般的な症状は、大変 はっきりしていますが、それが必ずしも病気の原因を示唆するものではありません。症状には、食欲喪失、嘔吐、下痢、嗜眠、衰弱が挙げられます。急性腎不全はさまざまな原因によって起こるため、これらの症状は、引き金となった病気の症状を伴ってあらわれます。まれに体重減少や被毛の変化が認められます。また脱水も起こります。体温はしばしば正常値以下になります(低体温)。口腔内には潰瘍ができ、甘い典型的なにおいのする息(尿毒症臭)をします。そして眼の白眼の部分は充血します。急性腎不全の犬の呼吸は速く、正常より心拍数も多くなります。 |