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慢性腎不全では、食事療法がもっとも重要になります。この治療の目的は腎不全の臨床症状を減らすことで、その結果、犬はきちんとした食生活を維持することができ、寿命を延ばすことができます。 ●腎不全の処方食は、普通のドッグフードに比べて以下のような特徴をもっていなければなりません ●高度に消化できるタンパク質の量がある程度制限されているもの ●タンパク質以外の良質のカロリー源が含まれていること ●リンの含有量が制限されていること ●窒素の老廃物を排泄するために食物繊維が含まれていること ●ビタミンBを含んでいること ●腎臓の炎症を抑えるための必須脂肪酸であるオメガ3とオメガ6のバランスが良いこと以前は、きわめて低タンパクの食事が推奨されていましたが、現在ではタンパク質の制限は、最低限にします。そうでなければ腎不全に影響します。尿毒症に関しては、食事中のリンの制限によって窒素バランスを維持し、コントロールします。しかし、タンパク要はリンの源なので、中程度のタンパク質と低リン食が硯在推奨されています。オメガ6必須脂肪酸の食事への添加は、腎臓を傷害するといわれています。一方、オメガ3必須脂肪酸の添加は、腎臓を保護するといわれています。オメガ3添加物または脂肪酸がすでに含まれている食事は、腎不全の大の治療に効果的です。フリーラジカルは、腎臓の細胞膜に傷害を与えます。抗酸化薬の添加はフリーラジカルを減らし、腎機能疾患を軽減します。ドッグフードには抗酸化薬が添加されている場合があります。 |