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    名前が示す通り、多発性筋炎は、複数の筋肉の炎症です。いまのところ原因不明ですが、大型犬の成犬によくみられます。トキソプラズマやネオスボラ、エールリヒアなどの寄生虫も多発性筋炎を起こすといわれています。免疫系の過剰反応によって、中程度からきわめて重度の痛みを伴う多発性の筋炎を起こします。また、トリメトプリムなどの薬剤が引き金になることもあります。
    診断と治療
    多発性筋炎は、疾患の原因となる所見、上昇した筋酵素を調べる血液検査、そして筋組織のバイオプシーによって診断します。根底にある疾患を治療します。さらに、鎮痛と過剰な免疫系を抑えるために、コルチコステロイド剤を投与します。 

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