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高齢犬でもっとも多い死因は、がんです。このがんによる死亡率は約42%です。しかし、高齢犬にできるしこりやこぶを癌だと思う必要はありません。しこりのほとんどは、膿瘍か皮脂腺の塞栓です。ほかのものは見た目は悪いのですが良性のいぼです。高齢犬に発症するもっとも一般的な腫瘍は脂肪腫で、皮膚とその下の筋肉の間にできる脂肪のしこりです。脂肪腫は悪性ではありませんが、小豆大から野球ボール大またはそれ以上に増大します。 治 療 脂肪腫といぼ(乳頭腫)は良性ですが、身体的な問題になりそうな部位にできている場合には注意してください。獣医師は、より深刻な腫瘍であることも考慮したうえで治療に関しての話をしてくれるでしょう。たとえば、犬がリンパ系のがんであるリンパ腫の場合には高炭水化物の食事は避けます。炭水化物は、がん細胞にエネルギーを与えるといわれています。その変わり、良質の脂肪タンパク質の食事、そして微量栄養素の補助食を与えましょう。獣医師は、犬にもっとも適した食事を指導してくれます。 |