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原因ははっきりしていませんが、膵臓の外分泌(外側)部が、消化酵素をつくる能力を失うことがあります。膵臓外分泌機能不全と呼ばれるこの疾患は、免疫系が自己の組織を攻撃することによって起こる自己免疫疾患です。自己免疫疾患は、大の糖尿病のもっとも一般的な原因で、免疫系により膵臓のインスリン産生能力が破壊されます。この疾一恵は、ジャーマンtシェパードによくみられ、遺伝性です。過去に屏息した膵炎による療痕組織も、膵臓外分泌機能不全の引き金になります。この病気の犬は食欲旺盛ですが、体重は減少し、牛の堆肥のような灰色の下痢を大量にします。 診 断 下痢の外観と顕微鏡検査によって未消化の脂肪を確認します。また血液検査によって、消化酵素の低下を調べます。 治 療 病気の犬には市販の乾燥膵臓抽出物を与えます。また、月旨肪を溶かすビタミン、とくにビタミンEの補充剤を与えます。症状によっては、抗生物質(メトロニダゾール、オキシテトラサイクリン)およぴコルチコステロイドを与えます。 |