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拡張型心筋症は、7歳齢以下の比較 的若い犬で起こるのが普通で、2歳齢で発症することもあります。コツカー・スパニエルでは、甲状腺機能低下症に併発することがあります 。拡張型心筋症では、大の免疫系が自分自身の甲状腺を攻撃して、甲状腺ホルモンの産生が低下します。ドーベルマンでは、免疫系疾患に併発します。拡張型心筋症にもっともなりやすい犬種には、ボクサー、ドーベルマン、アイリッシュ・ウルフハウンド(すべて危険性が高い)と、アフガン・ハウンド、グレートデーン、オールド・イングリッシュ・シープ・ドッグ、セントバーナードがあります。そしてより小さな犬種では、コッカー・スパニエルとダルメシアンで診断されています。不思議なことに、拡張型心筋症は、雌犬より雄犬で多く発症します。拡張型心筋症のある犬は元気がなく、通常の運動でも容易に疲れ、食事を食べなかったり、体重が減少します。とくに、夜に咳をすることがあります。うっ血性心不全が進行すると、やがて液体が肺や腹部に貯留して、腹部膨満となります。ボクサーとドーベルマンは、病的な症状をなんら示さずに突然死することがあります。 |