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逆の状態も弊害をもたらします。“ヘルパー”T細胞が優勢になると、免疫系は過剰に作動し、正常な体細胞と侵入者とを区別できなくなり、その結果、免疫系が自分の体の組織を攻撃し始め、自己免疫疾患になります。甲状腺機能低下症の犬のほとんどは、過剰な“ヘルパー”T細胞が自分の甲状腺を攻撃して破壊する自己免疫疾患になっています。ドーベルマンなどの犬種に特有の心臓病がありますが、これを含めてさまざまな病状が、本質捌こは自己免疫疾患であったことが明らかになってきています。アレルギー免疫系が過剰に反応すると、ノミの唾液、チリダニの糞、花粉または食べ物など、害のない物質に反応するようになります。その結果、アレルギー疾患を発症します。 |