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未だに原因は不明ですが、免疫系がときとして甲状腺の“スイッチ”を切り、甲状腺ホルモンの生成能を破壊することがあります。この異常は、免疫系が感染症に対して闘う刺激を受けたあとに発症しやすいようです。甲状腺ホルモンの生成低下は、甲状腺機能低下症と呼ばれる疾患を引き起こします。甲状腺機能低下症の程度によって、皮膚はさまざまに変化しますが、必ず被毛が薄くなったり脱毛がみられたりします。すなわち、被毛が抜けやすく(抜き取りやすく)なったり、部分的な脱毛、油っぼい皮膚(脂漏)、乾燥した皮膚、皮膚の色素沈着、腫れぼったく、肥厚した皮膚、あるいは冷たい膚、傷つきやすい皮膚、耳の感染症(外耳炎)などがみられます。 診断と治療 甲状腺機能低下症はその症状、血液検査における甲状腺ホルモンの量、そして皮膚のバイオプシーによって診断されます。治療としては甲状腺ホルモンを投与します。 |