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    ニキビダニは、とくに問題を起こすことなく多くの犬に寄生しています。ニキビダニ症は毛包虫症とも呼ばれ、ダニが過剰に増殖したときに発症します。ニキビダニ症は脱毛の原因となり、最初は目と口の周り、その後、ほかの部位に広がります。また、油っぽい皮膚、皮膚の肥厚、そしてときに細菌の二次感染の原因にもなります。子犬では、免疫抑制があるとニキビダニ症になることがあります。一方、ニキビダニ症の高齢犬では、内分泌系の異常がみられます。なかでも、もっとも一般的なのは副腎の機能克進ですが、甲状腺の機能低下、糖尿病、腫臥あるいは免疫不全などの場合にもみられます。
    診断と治療
    子犬の場合、ニキビダニ症が局所的であれば、2か月ほどで10例中9例が自然に治癒します。全身に発症している場合には、重症の可能性もあり、きちんとした治療が必要となります。治療の目的は、脱毛の根本原因となるニキビダニを排除あるいは増殖を抑えることにあります。同時に、過酸化ベンゾイルシャンプーで皮膚の垢を落とし、アミトラズでダニを退治します(アミトラズはダニも退治しますが犬や人にとっても毒性が強いため、使用にあたっては担当獣医師の指示に従い、取り扱いに注意してください)。細菌の二次感染を抑えるため、抗生物質を投与することもあります。また、過去にはニキビダニ症のかゆみを抑えるため、賛否両論のコルチコステロイドがよく使用されましたが、現在ではこれが適切な治療という考え方は否定されています。
     

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