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皮膚がなんらかの傷害を受けると、色素は減少します。白斑と呼ばれる遺伝性疾患がみられる犬もあり、体のある部分の色素が自然に消失します。また、季節によって、あるいは季節にかかわらず、色素の消失が鼻部のみにみられることもあります。とくに1〜3歳齢のコリーとジャーマン・シェパードでは、天痘瘡やエリ、テマトーデスによって、色素減少を起こすこともあります。 診断と治療 色素減少を的確に診断するためには、皮膚のバイオプシーが必要です。自己免疫疾患であれば、免疫抑制剤で治療します。白斑の場合は、強い日差しから犬を遠ざけたり、日焼け止めを使用して、ひたすら皮膚を保護します。皮膚の色素回復を促進するための治療法や補充食品はありません。色素の少ない耳の皮膚を日焼けから保護するために医学的に刺青を用いることもありますが、それ自体がアレルギーや皮膚を痛める原因になることもあります。 |