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    フルンケル症は、深部で起こる感染症で、多くは細菌による毛包炎を伴います。フルンケル症は犬種に無関係に、ニキビダニ が感染した後、毛に覆われた体の至るところで発症しますが、ジャーマン・シェパードの被毛のない肛門周囲でもっとも頻繁にみられます。肛門フルンケル症になった犬はしきりに尻をなめます。雁患部は炎症を起こし、さまざまな大きさの傷口を伴う潰瘍を形成します。感染は、肛門周囲組織の深部にまで進行します。肛門フルンケル症は、犬にとってきわめて不快な症状であり、尾を上げ、尻をなめたり噛んだりします。便の失禁を示す犬もいれば、まったく排便しなくなる犬もいます。患部には強い臭気があります。もともとジャーマン・シェパードでみられた疾患ですが、ジャーマン・シェパードの雑種やほかの犬種でも起こります。一般的に4〜7歳齢の免疫系が減退した犬に発症し、コリー、アイリッシュ・セッター、ジャック・ラッセル・テリア、ラブラドール・レトリーバー、レオンベルガー、そしてオールド・イングリッシュ・シープドッグなどにもみられます。
     

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