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少なくとも早期に飼い主が見極めて、獣医師が診断と治療を行えば、耳の疾患を防ぐこともできますし、悪化を抑えることもできます。耳疾患を治療せずに長期間放置すると、強い刺激や平衡障害、難聴になることがあります。
以下に耳疾患の初期症状を示します。 ●顛や耳を振ったり、片耳あるいは両耳を引っかいたりする場合には、ダニ、感染症、異物、アレルギーなどが疑われます。 ●片耳あるいは両耳からの不快臭は、ダニあるいは感染症が疑われます。 ●黄色、茶色あるいは赤褐色の産出物は、ダニ(とくに産出物が黒っぼい場合)あるいは感染症が疑われます。 ●耳翼や耳道開口部の炎症は、ダニ、感染症、異物、あるいはアレルギーが疑われます。 ●耳の周りを触ったときに吠えたり、その一他の痛みを示す場合は、感染症か異物が疑われます。 ●薮が片側へ償いている場合は、中耳の疾患が考えられます。 ●聴力の明らかな喪失は、過度の耳垢が溜まったか、外傷あるいは脳の傷害が考えられます。 ●耳翼の腫脹は、通常、血腫です。 ●よろめいたり、片側へ回転するのは、内耳の感染症あるいは脳の傷害が疑われます。 |