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外耳の感染症は、細菌、真菌、酵母が原因となります。ほかの犬からの感染はありません。外耳道の感染は、耳の常在微生物の日和見感染が原因です。機会が与えられると、それらは有益な細菌を抑えて過剰に増殖します。マラセチアは、外耳炎のもっとも→投的な原因です。この酵母は日和見微生物で、ダニの寄生、アレルギー、あるいはその他の原因で耳道に炎症が起こると、それに乗じて増殖します。マラセチアは、耳の細菌感染に併発しやすく、耳には臭気や炎症、発熱、痛みが認められます。犬は頭を振り、耳の後ろや中を引っかきます。シュードモナスは、慢性耳炎の際に感染を起こす日和見菌です。 診 断 痛みを伴うため、犬は頭を振り、耳を引っかいたり、こすったりします。雁思している耳側へ頭を傾けることもあります。通常、悪臭を伴う耳垢状の耳だれがみられます。獣医師は潜在する原因を探るために、耳だれの培養や感受性試験を実施し、顕微鏡検査をします。 治 療 通常、抗生物質、抗真菌剤および抗炎症剤を調合したローション剤を使用します。 |