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ボルデテラ菌 は、犬伝染性気管気管支炎の原因としてもっとも一般的なものです。ケンネルコフには、このほかにもウイルスが関与しています。伝染性気管気管支炎は、喉敦、気管および気管支(肺に通じる経路)を含む上気道の炎症です。感染した犬は、特徴的な乾燥性の空咳を発し、鼻および眠から透明な分泌物が出ることがあります。細菌の二次感染によって病気が複雑化すると、咳のほかにも発熱、噂眠状態および膿性(膿を含む)鼻汁がみられるようになります。 診 断 犬の気管洗浄液の検査または鼻腔綿棒の培養によって、ボルデテラ着の存在を確認します。 治 療 暖かくて、外気が入ってこない一環填で犬を飼うようにしましょう。咳を抑えるために部屋を加湿します。ボルデテラ菌の場合は、細菌が気管粘膜にしつこく居座るため、抗生物質の経口投与または注射は、それほど効果がありません(噴霧器を用いて薬剤を霧状にして与えるのが、抗生物質の投与方法としてもっとも良いと考えられていますが、ほとんどの犬にとって実用的な方法とはいえません)。 予 防 ボルデテラ菌のワクチンは2、9か月間有効です。危険性の高い場所を訪れるときや、住んでいる地域でポルデテラ感染症が頻繁に発生した場合には、ワクチンを利用しましょう。 |