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放線菌は口腔内の正常細菌叢で、ノカルジア菌は、おもに土壌に生息しています。これら糸状の細菌は、皮膚にできた傷口から生体に侵入し、目に見える大きさの膿瘍を形成します。放線菌症およびノカルジア菌症はまれで、この病気になると創傷部周辺のリンパ節が腫張します。細菌が草の実のような異物によって、生体の深部に運ばれると、胸腔や腹腔に広がって、ここに膿が貯留するようになります。 診断と治療 臨床症状があらわれた場合には、原因菌を同定するための培養検査を行って確認します。単純な膿瘍の場合は、切開して消毒剤で洗浄します。感染巣が深部にある場合は、もっと穫極的な治療が必要で、毎日患部に洗浄と消毒を施し、最低でも1か月間は、抗生物質を投与します。 |