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    角膜炎は角膜の炎症です。この疾患は、角膜の表層にも底層深くにも起こります。さらに、表層あるいは深部潰瘍を起こすこともあります。潰瘍性角膜炎によって眠がつぶれる危険性があるため、非潰瘍性角膜炎より重篤です。潰瘍は激しい痛みを伴い、限を細めたり涙の過剰産生を引き起こします。また、光に過敏になる例もあります。潰瘍は物理的損傷のみならず、以下の疾患の場合にも起こります。すなわち、ドライアイ、副腎機能低下、糖尿病、甲状腺機能低下、難治性潰瘍、そして遺伝性の角膜異栄養症です。
    診 断
    蛍光色素の点眼によって小型の潰瘍を診断します。より大型の潰瘍は、角膜上に、スポットあるいは陥没として認められます。
    治 療
    潰瘍にはしばしば外科手術が必要です。保護のために、犬眼用に特別につくられたソフトコンタクトレンズを使うこともあります。潰瘍内にみられる泡棟のふくらみは、破裂間近であることを示し、前房内の液体が排出されることになります。大の眼を守るためには緊急の外科手術を必要とします。
     

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